理1・近藤藤守・67

尾道の宮永さんと岡山の呉服屋さんが一緒に参詣して来られたがのう。宮永さんは、神徳をいただかれたが、しかし、いつもいつも貧乏で手もとは自由になれなんだのじゃ。(2)「金光様、神徳が売れるものなら売りとうございます」と言うておられるところへ、岡山の呉服屋さんが参詣せられた。この呉服屋さんは、人徳をいただかれてのう、わずかな金からわずかの間に幾戸前も倉を建てられた人で、「おかげ様で金銭には不自由をいたしませぬが、神徳が金で買えるものならと思います」と言われた。
(3)そこで、「宮永さんはいつも手もとが自由になりませぬと言うておられるのじゃから、宮永さん、買うと言う人があるが、神徳を売られんかなあ」と言うたら、滅相なと言われて手を振られました。

  1. 理3・内伝・13

  2. 理3・内伝・12

  3. 理3・内伝・11

  4. 理3・内伝・10

  5. 理3・内伝・9

  1. ご伝記 金光大神(昭和28年刊行版)

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