理1・斎藤宗次郎・6

本家(母屋)普請をする時に、金光様へ御願いあげ、ご理解に、
「いずれも金神様のお留守ねらい、また、日金神とか三年ふさがりとか、あるいは丑寅未申とか、または三隣亡じゃとか、今日は日が悪いとか方角が悪いとか、いろいろに言うて天地金乃大神様の目を忍び。または縄を引き、場取りとか、いろいろにして、何時ナンドキから何時までは留守とか言うて、大神様へご無礼をいたし、必ず悪神のように言うけれど、悪神ではない。金神とは金乃大神様なり。叱る神ではない。
(2)あの暦の表に出ておるご方角について御回りて、日々に氏子をお守りくださる。それとも知らずにご無礼をいたす。それゆえに、お叱りあり。叱られたと言うて逃げる時にまた、いろいろに言うてご無礼を重ねるところから、いろいろの病気となる。氏子よ、病気を患うてみて、よい病気というはないぞ。それをよく考えて、もう、これまでのご無礼のお断り申して、万事この後は、普請造作する時は、真一心をもって御願いあげよ。
(3)また、地あげ、地ふくジフク(建築の基礎)調えたら、四方にお神酒と塩とを供えて、どうぞ、ご方角のご無礼のないように、また、けが過ちのないようにお願いせよ。また、重たい木をあげる時は、なおなお、万事あなた(神)様のおてご(手伝い)をお頼み申しあげよ。また、木ごしらえ、竹、縄、万事そろうた日が今月今日、これが一番よい日なり。今日、建て前をさしてくだされと願いあげ。また、おかげで建てた家は、屋根をせん間に、三日の内に、雨をただの三粒でも降らしてもらえよ。先を楽しめよ。末は繁栄なり。
(4)また、家移りは、床の正面に中棚をして、その所へ早朝に本人夫婦、家内中そろうて、金乃大神様をお供して家移りいたす。日々ご信心するがよし。また、三隣亡に、おかげ知らぬ人が、何によらず建て前すれば、いかほどな家でも見る間にしゃげてしまうなり。また、ご信心申して三隣亡に建てさしてもらえば、大きな家でもしゃぐ力がある神様じゃから、頼んで建て前すれば、いかに重たい木でも小人数であげてくださる。けがもなし、無事で見事に建ててくださるなり」
とあり。

* (3)項「地ふく」は、初版では「地福」。(S.62.8.訂正)

  1. 理3・内伝・13

  2. 理3・内伝・12

  3. 理3・内伝・11

  4. 理3・内伝・10

  5. 理3・内伝・9

  1. ご伝記 金光大神(昭和28年刊行版)

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