理1・斎藤宗次郎・15

金光様ご理解に、
「何事も心得てよし。負けて勝つということがある。人の悪きはわが悪きと思えよ」
(2)この辺りに、まことに丁寧な者あり。その人は、理解を聞くとすぐにいんで、隣に割木を門に重ねてあるのを、その人が、まるでかたいでもどりたら、すぐに隣の人が「うちの割木を、なぜ、かたいでいんだか」と叱り。「あれは大谷金光様のご理解に、人のわるきはわがわるきと思えよと言われたから、それでかたいだ」と言う。
(3)すぐに、かたぎもとが金光様へ参詣して、「金光様、先達てあなたは、人のわるきはわがわるきと思えよと仰せになり、すぐに私は帰りて、隣の外に割木があり、それを、みな私がかたいでもどりましたら、隣の人がまことにやかましゅう言いますが、いかがに」と願いあげ。金光様のお言葉に、
「それは割木のことではない。めいめいの心得のことを話したのじゃ」
とあり。

  1. 理3・内伝・13

  2. 理3・内伝・12

  3. 理3・内伝・11

  4. 理3・内伝・10

  5. 理3・内伝・9

  1. ご伝記 金光大神(昭和28年刊行版)

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