理1・佐藤彦太郎・1

私は眼病にかかり、種々神仏を祈り医薬を尽くし候えどもその効なく、ついに盲目となる。親族の者、三味線けいこいたすよりほかなしとて、けいこ始めたるも、不肖まことに心外いたし。(2)夜々ひそかに忍び出、井戸にとびこまんとせしが、後ろより抱きとめらる。その夜、金光様のお助けにあずかり晴眼と相成りたるところを夢見、はじめて、文久元年三月八日、六条院西村の西六お広前(高橋富枝の広前)に参拝し、そのお手次ぎをこうむり大谷金光様へ参拝し、二回りにして広大なるおかげをたまわり晴眼と相成る。ますます専心信仰。(3)教祖の大神様お手ずからお供え物ほか毎々いただき、金光様ご直筆をたまわり、また茶わんもいただき、
「辰の年(佐藤彦太郎)は、無事のありがたさを忘れなよ」
と仰せられ候。
(4)「諸人を助けやれよ」
との仰せをこうむり、お取次をしておかげをいただきおり候。

..沢田長三郎の伝え

  1. 理3・内伝・13

  2. 理3・内伝・12

  3. 理3・内伝・11

  4. 理3・内伝・10

  5. 理3・内伝・9

  1. ご伝記 金光大神(昭和28年刊行版)

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