同じ人間にも、病苦災難のある家と、富貴繁盛の家とがあり、人間の知恵にも上中下がある。人間、思うように神様を頼みおりなさい。一年二年三年のうちには、思うおかげをこうむられます。
(2)田畑でも、一様の物ばかりはない。上中下がある。なにほど悪い田畑でも、その田畑へたびたび行きて、肥やしをたくさん入れるように心がけておれば、一年増しに田畑もよろしくなります。信心もこれと同じこと。家業、仕事をし、信心を怠らぬようにするがよい。
(3)また同じ田でも川の堤につきておる田は、水の出るごとに見に行かねばならぬ。堤が切れたら人様の世話にならねばならん。人間、病苦災難のある家には必ず人様のごやっかいになり、神様のおかげを受けねばならん。(4)また、広大なおかげを受けておりた者が案外に死去する者もあり。これ、洪水に堤が切れたごとし。何事にも心がけておらねば、途中で信心をやめて、頼る人もないようなことになる。