明治十五年、私が十三歳の時、金光様の前にちょこんと座って、「金光様、六根の祓がどうしても覚えこめませんが、なぜでしょうか」と申しあげた。金光様は、
「そうかなあ。覚えようと思えば、覚えられないことはない。六根の祓を覚えて、六根の祓のとおりの心になるがよい。そうすればおかげがある」
とのお言葉をくださった。(2)それ以来、六根の祓を覚えるとおかげになることならと、子供心に病のつらさを思いつめ、一生懸命、一里三合の山越えをする時も六根の祓をあげとおして覚えさしていただき、しだいに病も全治した。
..金光梅次郎の伝え