理2・近藤藤守・37

ある夏、頭巾をかぶった婦人が参って来たが、金光様のお話に、
「この方は岡山中島の娼妓であったが評判の美人で、玉島の材木屋が身受けをした。玉島へ来てからは毎日のように参って、『ありがとうございます、玉島に来てから毎日参って来られまして』と喜んでおられたが、神様から、『お前は長らくの勤めで体中が毒である。それを取ってやろうと思えば命が終わる。体に傷をつけて取れば命は助かるけれども、それでは亭主が捨てるであろう。それで、子供を授けてやる。子供ができれば亭主は捨てない』と仰せられ、その年に子が宿って、翌年、玉のような子ができた。亭主が喜ばれてな。(2)すると、この人の顔にぽつりぽつりと出来物ができて、それを願いに来られたが、神様から、『これから毒を取ってやる。もう、体が崩れてもさしつかえはない』と仰せられ、それからたくさんできてきた。あなた、この方に見せてあげなさい。この方は大阪の難波の土橋で先生をしておられる方である」
と仰せられ、その人が頭巾を取ったが、化け物のようであった。

  1. 理3・内伝・13

  2. 理3・内伝・12

  3. 理3・内伝・11

  4. 理3・内伝・10

  5. 理3・内伝・9

  1. ご伝記 金光大神(昭和28年刊行版)

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