ある所の十六、七、八の娘で、黒い色をした子が、「嫁入りができません。色を白くしてください」と願いに来たのに対して、金光様は、
「おかげが受けられます」
と仰せられた。娘の頭に瘡クサができて頭中に広がり、しまいには、胸や肩の方までできたが、
「まあ、何かの都合であろう。神に任せておけ。喜ぶことがある」
と仰せられていた。(2)しまいにぽつぽつとかさぶたができ、瘡がかせてきて、その跡が真っ赤になり、頭髪もどんどん生え、肌は真っ白い色になった。その時、
「神様のおかげは、どうしてかわからないが、一時は悪くなっても、しまいにおかげが受けられる。しかし、氏子の中には辛抱できない者もある」
と仰せられた。