ある時、他行の途中に参拝し、「金光様、あなたはよく信心ができますなあ。私は不信心者で、いっこう信心ができません」と申しあげたら、
「私方の若い者でも、こうして半日も座ってはいられないと言います」
と仰せられた。(2)私が「信心はどうしたらできましょうか」と伺ったら、
「信心といっても別にむずかしいことはない。親にものを言うように、朝起きたらお礼を申し、その日のことが都合よくいくように願い、よそへ行く時には、行ってまいりますと言ってお届け申しあげよ。そして、帰って来れば、無事で帰りましたとお礼を言い、夜寝る時にはまた、その日のお礼を申して寝るようにすれば、それで信心になる」
と教えてくださった。
..平野登美の伝え