その時のこと、声をひそめて、
「月も雲に隠れることがあろう。隠れても月は雲の上にある。此方とて生身であるから、やがては身を隠す時が来る。形がなくなっても、どこへ行くのでもない。金光大神は永世生き通しである。形のあるなしに心を迷わさず、真一心の信心を立てぬけ。美しい花を咲かせ、よい実を結ばせてくださる」
と仰せられた。(2)思いがけないお言葉に、思わず身をのり出して、「それはいつのことでございますか」とお伺いすると、
「此方はどこへも知らせないが、真ある者には神様がお知らせになろう。凧の糸を引くようにな」
と仰せられた。
..藤井キチの伝え