理2・藤原嘉造・2

明治四年ごろであった。ある時参拝したら、川辺のある婦人が参って来ていた。その人が「夫がこの度、家を買いました。その家は川辺で一か二かという立派な家でありますが、その家に前に住んでいた者が、七人の内五人まで死んだということがあって、若夫婦は嫌いまして折り合いがつきません」と願っていた。(2)すると、金光様は、
「信心さえすれば、恐れることはいらない。信心をせずに我が強いから、そういうことになる。普請をするのに、金神様はどこかじゃまにならない所にまつっておけばよいと言って、たばこ入れに火打ち石くらいのこと(わずかなこと)をして、下の間の隅の方にまつっている。
(3)金神といえば、この世はじまっての神である。ほかの神々は、ここに、あそこにとまつっておきながら、この世はじまっての神は末座にしている。それが神の規定にかなわないことになるのである。手厚く信心すれば、たとえ神の戒めを受けた家であっても、その家を買って、そのまま入って住もうと、解体して持ち帰って住もうと繁盛する」
と教えられた。

  1. 理3・内伝・13

  2. 理3・内伝・12

  3. 理3・内伝・11

  4. 理3・内伝・10

  5. 理3・内伝・9

  1. ご伝記 金光大神(昭和28年刊行版)

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