理2・三村佐野・2

ある時、笠岡の人が倉庫を建てようとしたが、人々はみな、鬼門に当たるからやめよと言った。その人は気にもとめず、神も何もあるものかと言って、三間に八間の倉庫を建てたが、夜の間に倉庫はたおれてしまった。その人は根比べをすると言って、また同じ所に倉庫を建て、瓦もふき、壁も塗りおわったところ、またたおれ、瓦も柱も使えなくなった。(2)そこで、その人は金光様のことを思い出し、一家で相談して、ひそかに金光様の広前にお参りした。そして、これまでのことを話してお願いしたら、金光様は、
「この大地もその他の物も、みな神様の御物であるのに、わが物である、わが金ですると思い、神様にお願い申さずにするから、叱られるのは無理もない。神様にお願い申して、神様のご地内をお借りし、今までのご無礼をおわびして建てれば、さしつかえない」
と教えられた。(3)その人は、この度は三階建てを建て、一番上は神様のお間とさせていただきますと約束して帰り、三度目の普請でおかげをいただいたということがあった。

  1. 理3・内伝・13

  2. 理3・内伝・12

  3. 理3・内伝・11

  4. 理3・内伝・10

  5. 理3・内伝・9

  1. ご伝記 金光大神(昭和28年刊行版)

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