理2・宮永延蔵・2

父に連れられて三回目にお参りした時のことであった。相当なお供のついた人が参り、みな席をゆずった。その人が、「妻の病気のおかげをいただきたい」とお願いすると、金光様は、ご祈念の後、
「信心すればおかげが受けられましょう」
と仰せられた。(2)その人が帰った後、父が金光様に、「あの方はどなたですか」とお伺い申しあげると、
「今のは庭瀬の殿様で、お参りに来られたのである」
と仰せられた。(3)父が、「殿様なら、もう少しご待遇があるのではないでしょうか」と申したのに対して、
「氏子、人間にはへだてがあるが、神には、殿であろうが職人であろうが、上下はない。信仰する人がおかげをいただくのであるから、そのつもりで今後は一心に信心せよ」
と言われ、父はそのお言葉で一生涯のおかげをいただいた。

..村木マスの伝え

  1. 理3・内伝・13

  2. 理3・内伝・12

  3. 理3・内伝・11

  4. 理3・内伝・10

  5. 理3・内伝・9

  1. ご伝記 金光大神(昭和28年刊行版)

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