桜町のある老婆が、西大寺町のある人と参り、道々、「参詣するのはよいが、宿がもう少しきれいだとよいのになあ」と言った。参って行くと、ご裁伝に、
「氏子の家にも神様はまつっているであろう。宿が汚いと思えば参って来なくてもよい」
と言われ、その老婆は恐れ入った。
桜町のある老婆が、西大寺町のある人と参り、道々、「参詣するのはよいが、宿がもう少しきれいだとよいのになあ」と言った。参って行くと、ご裁伝に、
「氏子の家にも神様はまつっているであろう。宿が汚いと思えば参って来なくてもよい」
と言われ、その老婆は恐れ入った。