一つ、金神様には、世界一統だれかれとなく氏子とのたまい、おかげは、日月様の照らしたまうかげのごとく充満のおかげを御授け、御助けたきおぼしめし。(2)信心はし得、おかげは取り勝ちなるを、人によりては、私にはおかげがないの、なにほど信心しても同じことのと、捨ててしまう者あり。大きな誤りなり。これ、疑う心あるゆえなり。
(3)たとえば、この方角へ普請作事、何によらず、いたしては悪いと思い、また、この品を飲食してもあたりはせぬかと、己が心が濁るゆえお障りもでき、飲食も毒とならんか。この疑念をさっぱり廃し。(4)すでに、さるご信心家に、普請いたすにつき、まずお断り申しあげ奉り、かからんとせしに、ほかより人々来りて口々に故障申すにつき少し迷い、再応お願い申され候ところ、「人界の言うことを用い、神の申すことを疑う。神はうそを言わず。勝手にせよ。以後、おくじもやらん」とのたまいしかば、ふと心づき、大いに誤れり、ようやくお断り申しあげ奉り、はじめのごとくいたして、今ますます繁栄なり。(5)人は何を言うとも、神に空言はなし。
(6)汚れ不浄はご免なされて、普請作事、何によらず、方角日柄は勝手しだい、何病気にも毒忌みなし。(7)自由自在、ありがたきこのお道、おかげを取りはずしてはならず。取り勝ちのおかげを取らずしては、わが心を人に察しられ、恥辱なりと、われを捨て、神に身を任して、日天四 月天四 金神様と一心決定ケツジョウする時は、目前におかげは顕然たり。力を入れて信心あるべし。
(8)金言耳に逆らうの習い、このありがたきお道のわけを知らぬ人の大き中には、疑うて狐狸の類にあざける者あり。愚かにも、もったいなき次第なり。
(9)天地の神にいつわりなきものを
疑うならば何がまことぞ
(10)大氏神運勢第一大吉神、金乃御神様、愚かなる者嘲弄し、もしお気障りとも相なりて、おさえを受くることある時は、運勢にかかわり左回りとなり、ついに患いの端ともならんか。諸人知るとおり、御激しき時は七代七殺、なお、にわかに日の暮れたるように身上(財産)をもばたばたにしまい、跡には青草の生え。(11)また畳牢の病人、いかなる良医良薬を用ゆるとも効なし。いずれの神仏様のおかげも受けがたし。何方イズカタにおいてご祈祷いたしても、金神様お障りある時、御筋立てご納受なくては祈祷成就せず。(12)また諸人も、おとがめをこうむらざる者は少なし。慎むべし。
(13)新たに家蔵堅固に建てしも一度に崩し、微塵になしたまい。日天四様お気障りは旱魃、暴風、月天四様お気障りは暴雨、洪水、金神様お気障りは地震なり。この三つの難は人力をもって防ぐことあたわず。世界中を震動なさしめ、一時にくつがえしたまうほどのことなり。また、おかげの大きこともかくのごとし。