「どうも、金光(片岡次郎四郎)様、商売がはやりませぬので、おかげをいただきとう存じます」
(2)「『賣るという字は買うという字の上に十一が多かろう。そのとおり、商売で売り買いをすれば、買い値の一割は当たり前の口銭じゃ』と金光様は言うてござったから、その上の得をしようと思うて斤量の目をねじたり升目を盗んだりせぬように、丁寧に売り買いするがよい。買い手が来たら拝む気になれ。ひとりでに、おかげで繁盛する。しかし、ご信心が土台ぞ。ご信心をせよ」
「どうも、金光(片岡次郎四郎)様、商売がはやりませぬので、おかげをいただきとう存じます」
(2)「『賣るという字は買うという字の上に十一が多かろう。そのとおり、商売で売り買いをすれば、買い値の一割は当たり前の口銭じゃ』と金光様は言うてござったから、その上の得をしようと思うて斤量の目をねじたり升目を盗んだりせぬように、丁寧に売り買いするがよい。買い手が来たら拝む気になれ。ひとりでに、おかげで繁盛する。しかし、ご信心が土台ぞ。ご信心をせよ」