理3・尋求教語録・124

此方(片岡次郎四郎)はご信心して、つぎつぎと広大なおかげを受けておるのに、どうも父(片岡亀三郎)がご信心なさらぬ。まんざら信心気のないことはないが、せがれが信心しておるからそれでよいくらいに思うておられるのじゃろう。(2)此方がおかげを受けておるものじゃから、忙しい時などでも、たずねて参って来る人がある。すると、この忙しいのにという気じゃろう、ごきげんが悪いけれども、此方にしてみれば、「このありがたいご信心をしておかげを受けて、世間の者までが見習うておかげを受けておるのに、うちの者に信心がないようでは神様にすまぬ。子供がごやっかいになっておるのに親が知らぬ顔では道が立たぬから、ぜひとも金光様の所へお礼に参ってもらおう」と思うて頼んでも、参られぬ。一度でよいから、どうぞ参る気になられるようにと、ご信心しておったところが、おかげで、ひょっと参る気になられた。(3)父は重なる家の難から心配がこうじて耳が遠かったが、参られると、金光様が、
「天地金乃神は法(儀礼)や納め物で効く神ではないぞ。昔から、負うた子に教えられて浅瀬を渡るということがあるが、その方も結構なことじゃ。わが子に教えられて神の道に入った。信心しておれ。やがて、杖を授けてやる」
とおっしゃったのが、耳の遠い父によう聞こえたので、父もいよいよ金光様のご神徳に恐れ入って、それからは、何も言わずともご信心になられた。
(4)あなたも負うた子に教えられて参ったのじゃろうが。老いては子に従えとさえ言うじゃないか。昔の型がどうのこうのと、むつかしい強情を言わずに、よしよしと、子に従うてご信心するがよい。おかげで、いっそう繁盛する。あなたは、ご信心な、よい息子さんを持っておられる。あれなら、ご信心なから心配はない。

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  4. 理3・内伝・10

  5. 理3・内伝・9

  1. ご伝記 金光大神(昭和28年刊行版)

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