理1・山本定次郎・10

卯の年は信心参りであるが、金神祟り障りを言うて参る人もある。暦の表に、金神が回るとして、円い図(暦の方位図)に割りをして筋をつけ、この間には金神、または明き方と言うたりする。縁談縁組み、普請作事、旅立ちなどの吉凶を、中段下段(日柄の吉凶の欄)を見て行おうとしてみなさい。行われはせん。(2)ただ正月三日の間ばかりではなく、一か年三百六十五日についての日柄方位方角ということは、昔の人間がこしらえたもので、日柄方角を言うたばかりでは、あまり勝手すぎるではないか。方位方角を行おうとすれば、毎日、時刻ある限り、磁石持ちづめ見づめにせねばならんが、してはおらん。
(3)まことに行うとすれば、口で言い心で行うのが正直である。なにほど、暦のとおりを行おうとしても行われん。そのようなむつかしいことをせずに、いつも天地の神様がおられるから万事頼むという心になりて信心する氏子が正直なのである。(4)毎日朝、拝礼し、先祖より代々の知らず知らずのご無礼をお断りし、今日コンニチ都合よろしくおくり合わせくださるようにと願い、夜にお礼申しあげ、今夜も安全に休ませてくださるよう願うがよろしい。

  1. 理3・内伝・13

  2. 理3・内伝・12

  3. 理3・内伝・11

  4. 理3・内伝・10

  5. 理3・内伝・9

  1. ご伝記 金光大神(昭和28年刊行版)

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