お前は若い人であるが、どこの国でも年寄りの人を尊ぶのは、神様を敬うのと同じことである。人間は自分の考えで先へ生まれてきたものではない。神様が早くお造りくだされたことは、だれでも知っておるが、早く生まれてきた人ほど国のため家のために働きをたくさんしておる道理であるから、年寄りの人を敬うのである。
(2)若い人でも、人なみ以上の役に立つ人は、何となく人が敬うようになる。また、敬いを受くる人でも、不都合不行き届きが重なれば、しだいに格式が下がり、人が敬うてくれぬようになる。これくらいのことはだれでも知っておるが、信心する人はなお心がけておるがよろしいなあ。