片目がうずいて困った時、金光様にお願いしたら、
「春の花の四日(旧三月四日)を楽しめ」
と言われ、治ることと思っていたのに、四日にも痛みがとまらず、(2)五日に参って、そのことを申しあげたところ、
「午の年(国枝三五郎)、不足信心をするな。その方の命は、花の節句には花のごとくに散るのであった。それを助けてやったのである。命がなくては目はいらないであろう。生きておればこそ、目が痛いのがわかるのであろう」
と言われ、なお、
「五月の菖蒲を楽しめ」
と言われた。(3)その日までにはよほどよくなり、その時には、
「七月の七日を楽しめ」
と言われて、七月には痛みも治った。三五郎は六年の間に三度も盲目となった。