大工が悪いということについて、
「大工が古くなれば遊んでばかりいる。人が来れば話ばかりして遊ぶ。神様が何とも仰せられないからそのままにしておいたら、しばらくして神様が、『断わってしまえ』と言われた。『しかし、長らく来ておりますので、すぐな断りましても得意先ということもありませんが』と申したら、『一年の作料をあてがってやれ』と言われ、そうしてやった」
と仰せられた。(2)私が、「金光様のご神殿の成就には三千円の金子がご入用とのことですが、その三千円の金子は大阪の氏子がお供えさせていただきます」と願い出たら、金光様は、
「近藤さん、その三千円は積んではあるまい。いずれ、大阪に帰って寄付を募るのであろう。周防の国の氏子も三千軒の氏子があるから一円ずつも出せばよいからと願い出たが、神様は、さすなよと言われる。
(3)そこで、『せっかく氏子が願ったことをとめるのは悪いようであるが、よいと許した時には、国へ帰って、太郎さんも次郎さんもお出しなさい、お梅さんもお竹さんもおあげなさいと言って強いるつもりであろう。そうなると、喜んで出す者もあるが、数ある中には、出す金もなく悩む者もある。また後々では、あれは私がしてあげたと自慢する者も出て来る。(4)「神は憂いの金では宮は建てない。喜びの金で宮を建てる。神が、後に、一人でできるような信者をこしらえてやる」との仰せである』と言っておいた」
と仰せられた。