理2・近藤藤守・5

明治十四年の春の半ばごろ、四度目の参拝をした。その時、
「近藤さん、世には妙なことがあるもので、人を助けると言って、かえってその人を苦しめている者がある。人が、困ったから金を貸してくれと頼みに来る。そこで金を貸してやると、その人は、ありがとうございますと喜んで帰るが、もともと困って借りた金であるから、返済の期限になっても返すことができない。そうなると、貸した方から訴え、借りた方が苦しむということになる。これでは、人を助けるのではなくて人を苦しめるというものであろう」
と仰せられた。

  1. 理3・内伝・13

  2. 理3・内伝・12

  3. 理3・内伝・11

  4. 理3・内伝・10

  5. 理3・内伝・9

  1. ご伝記 金光大神(昭和28年刊行版)

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