理2・近藤藤守・19

ある年、金光様のみもとに参拝した折、どこの人であろうか、信心に熱心そうな百姓ふうの人が、ちょうど金光様に、「こうして生神様のみ教えを信じて、いちずに信心させていただいておりますと、近所合壁(隣家)の者は、はやり神に迷ったと言って笑ってなりません」と訴えていた。(2)金光様は、お笑いになって、
「そうか。笑う者には笑わせておくがよい。このような話があるではないか。昔、千匹猿があった。その中の一匹だけに鼻があって、後の九百九十九匹には鼻がない。そこで、かえって、鼻のある猿を笑ったりいじめたりしたということである。
(3)世間の者は、自分が迷った信心をしているのも知らずに人の信心を笑うが、ちょうど、この話のようなものである。氏子、心配するな。おっつけ、自分の間違いに気がついて後悔する時がくる」
とご理解されていた。

  1. 理3・内伝・13

  2. 理3・内伝・12

  3. 理3・内伝・11

  4. 理3・内伝・10

  5. 理3・内伝・9

  1. ご伝記 金光大神(昭和28年刊行版)

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