ある時の参拝の節、金光様が、
「その方の広前の信者であろう。北の新地下原シタバラに住む入江カネと申す者が、此方に日参している。これを持ち帰って渡してやるがよい」
と仰せられて、お書付をくださった。(2)帰ってご祈念帳を調べてみると、まさにその名があったので、呼び寄せて金光様のお言葉を伝えると、カネは「その日稼ぎの忙しさに追われながら暮らしておる身でございます。どうして日参がかないましょう。一生にただ一度でも金光様のお顔を拝ませていただきたいと、明け暮れお願いしておるばかりでございます」と答えた。(3)そこで、「そうもあろう。その明け暮れのお願いこそ、金光様のみもとへのまことの日参である」と諭した。
..二代白神新一郎の伝え