竹本嘉十郎という人が息子の大病の時、本社に参ってお神酒をいただいて帰ろうと思い、参拝した。その時、金光様はご裁伝で、
「辰の年、酒は酒屋のほぞにある。此方の酒が効くのではない。(2)その方の所の出社を何と思っているのか。その方は、若い婦人と思って軽しめて、子守りのように思っているであろう。その婦人は此方の出社であり、金神の眷族である。神と尊め。(3)おかげを受けるのも受けないのも、その方の心にある」
と仰せられた。(4)嘉十郎は恐れ入って帰り、私の所へ、「御神酒をいただかせてください」と言って参ってきた。そうして、病人は間もなく全快した。