慶応三年に参拝した時、
「その方は一人暮らしをしようと思っているけれども、一人では、一代仏と人が言う。神は一代仏と言われるのを嫌う。子孫がなくては神の機感(み心)にかなわないから、夫を迎えよ。十年若く見せてやる。二十一歳と思え」
と仰せられた。(2)明治元年の暮れ、金光様にお伺いして夫を迎えた。翌明治二年正月、夫婦同道してお礼参りの時、金光様は、
「夫婦というものは膳の上のはしのようでなければならないから、亭主にも今日から金子大明神という名を授けて、徳を持たせてやる」
と仰せくださった。