理2・堤清四郎・2

また、その時に、「もうかりますように」とお願いし、「もうかったら半分をお供えしますから」と、自分勝手な約束を金光様にした。(2)その後、信州に出稼ぎをして大いにもうかったので、「これはありがたい」と、約束どおりその半分の金を包んで、さっそく金光様のもとに参り、「お約束どおり、もうけの半分を持って参りました」と言ってさし出すと、金光様は、
「それはあなたがもうけたのだから、持って帰られるとよろしい」
と突き返された。(3)しかし、「いや、お約束したのだから」と言って、またもさし出すと、金光様は竹の先の割れ目に、その包みをはさんで、お結界の上の天井裏の所に突きさされた。それを見て、あんな所に突きさしたが、私が帰ったらあけて見るに違いないと思って帰った。(4)相当の日数を経て後、金光様のもとに参拝した時、金光様は、
「江州の堤さん、これは持って帰りなさい」
と言われ、前のままの包みをすぐ取りおろして私の前に出された。(5)その時、私は、欲得を放すと言うが、なるほどと、大いに感心し敬服した。

..寺政与三兵衛の伝え

  1. 理3・内伝・13

  2. 理3・内伝・12

  3. 理3・内伝・11

  4. 理3・内伝・10

  5. 理3・内伝・9

  1. ご伝記 金光大神(昭和28年刊行版)

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