明治九年七月二日から、夫が脚気のために非常にはれてきたので、十一日にはじめて参拝してお願いしたら、ご裁伝があり、その後で、
「十五日、二十二日、二十八日がおかげ日である。おかげをいただくことができる。おかげ日には神様がお立ち会いくださってご療治をなさるから、病状が悪かったらご療治が激しいのである。病状が悪くても、神が金の関(堅固な関所)を入れて先へ越させはしないから、心配をするな。病状がよかったら喜べ。(2)今日は、道で遭う人ごとに大谷への道をたずねながら参って来たが、やがて人に道を教えるようになるぞ」
と仰せられた。(3)十五日は勘定日で心をつかったために病状が悪かったが、二十二日には人の肩にすがって二時間も小便が通じ、胸がすっとして、八月一日までには、はれが全く引いた。
(4)翌年五月十二日に参拝した時、
「真心を貫いたからおかげをやる。わが身の難儀を忘れずに、人の難儀を取次げよ」
と仰せられた。