「いかに学問があり理屈を言うても、わが身上(財産)をよう持たぬ者は、本当はあほうじゃ。ただ物知りというまでのものじゃ。また、いかに位の高い、役儀の重い人へでも、人が、命を助けてくだされいと言うては頼みに行くまいが。(2)身に徳を受けておると、人が、命を助けてくれと言うて頼んで来るから、身に徳を受けておる者はよう心得ておらねばならぬぞ」
と金光様が言わっしゃった。
(3)此方(片岡次郎四郎)へも人が、命を助けてくれいと言うて来る。命の助かるおかげを受けさせぬと、此方を悪うは言わずに、神様を引き合いに出すから、人を助けるだけの徳を受けておらぬと神様に相すまぬ。(4)此方のような者をでも、神様が人の命を助ける神のお仕事に使うてくださるかと思うと、恐れ多うて拝まずにはおられぬがなあ。