「かねがね申し聞かすとおり、若葉(片岡幸之進)十五歳におよんだら、何事にでも名代に立てい。金光(片岡次郎四郎)は始終、神の前を勤めてくれ。(2)田地田畑なども、たんと買い集めようとせぬがよいぞ。みな、それ相当に小作人をつけねばならぬから、これもなかなか世話が多い。(3)作方の方は、たとえ瓜の皮をむいだように牛を使うておろうとも、作の方へは気を寄せぬがよいぞ。神信心をしておれば、作物の実りに違いはないようにおかげを授けてやるぞ」
と金光様が言うてくだされたが、いつも、そのとおりに不思議に作徳をさしてもらう。ありがたいことじゃなあ。