理3・内伝・2

線香のご神意

教祖は心経をあげておられた。六根の祓と大祓との三とおりであった。そして、線香をおたきになっておられた。私どもは皇典の学を多少しておったので、どういうものであろうかとの疑い起こり、十四年春のある日、他に参詣者もなかったのでお伺いしたことがある。(2)「金光様、神様に線香をおたきなされるのはいかがでありましょうか」と伺いしに、
「長者の万灯、貧者の一灯ということがあろう。その貧者の一灯も奉られぬ者もあろう。神は灯明でも線香でも、かまわぬ。一本の線香を奉られぬ者は、一本を半分に折りて奉りても、灯明の代わりに受け取ってやる。線香も奉られぬ者は、切り火をして供えても、灯明の代わりに受け取ってやる。線香の灰でもおかげを受ける者があるぞ」
と仰せられた。(3)これによって、真さえあれば奉らんでも同じことということは許されてないということを、いたく感じたのであった。いかなる長者も貧者も同様に受け取ってやるとのご神意が、ありがたく感ぜられたのである。これ以上行き届いたことはなかろう。
(4)線香は十六年七月十一日限りおやめになった。(6)大阪に道が盛んになり、二代白神師、信心相続したばかり、近藤藤守師と二人にて、道が盛んになり、おかげは立つが、取りとめがつかずとて、大阪神道分局の者が教祖のもとへ行って直々にお話をして来るというので、七月十一日に、その宣教師亀田加受美中講義、吉本清逸キヨイツ大講義、武津八千穂フカツヤチホ(武津氏は来らず)下り来り、大阪で道が立つか立たぬかを定めてやるということになった。三人が来るということがわかり、生神様へ申しあげた。その時に線香は取りやめられた。金灯篭もあったが、それはそのままにされた。

  1. 理3・内伝・13

  2. 理3・内伝・12

  3. 理3・内伝・11

  4. 理3・内伝・10

  5. 理3・内伝・9

  1. ご伝記 金光大神(昭和28年刊行版)

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