とんび という映画
ロケ地がおなじみの場所だったので、映画とんびをみにいきました。まだみてない人には一部ネタバレごめんなさい。
父ヤスの唐突な心境変化についていけなくてモヤモヤしたシーンが1つ。一人息子アキラの婚約者の連れ子に思いを馳せ、「別れた家のおじいさんおばあさんは会いたがってるだろなと」と漏らした言葉。
地元の連れに煽られて激昂しての、孫が妊娠していることを素直に歓喜するに至るシーンは、わだかまりが溶けて、とてもめでたい場面でした。
だからといって、置いていかれた向こうのおじいさんおばあさんは? そればかりが気になりました。で、後日ロケ現場へ足を運ぶと…

何十年も昔の小説の舞台を、ここまでリアルに再現できていたとは。元の建物を予め知っていただけに驚きました。
僕は何をモヤモヤしてたんだ。重箱の隅をつついてたら、あのシーンの本意を取りこぼすところでした。近頃はVR眼鏡とかつけて体感するメタバースの世界にこそトレンドがくる気がしてましたが、3次元の造形物サイコーです。映画シーンの空間そのまますぎて、薬師丸ひろ子が出てくるかと思っちゃいましたよ。