此方金光大神あって、天地金乃神のおかげを受けられるようになった。此方金光大神あって、神は世に出たのである。神からも氏子からも両方からの恩人は、此方金光大神である。金光大神の言うことにそむかぬよう、よく守って信心せよ。まさかの折には、天地金乃神と言うにおよばぬ。金光大神、助けてくれと言えば、おかげを授けてやる。

理3・金光教祖御理解・4

金光大神の教えに学ぶ、現代の処世術?

「金光大神の言うことにそむかぬよう、よく守って信心せよ」。一見、宗教的な教えのようですが、これは現代の会社組織にも通じる教訓を含んでいるように思えます。

「金光大神」を、尊敬すべき上司や師、あるいは揺るぎない信念と置き換えてみてください。「金光大神の言うこと」とは、上司の指示や指導、あるいは自身の信じる「仕事の流儀」と解釈できます。

「よく守って信心せよ」とは、単に盲従するのではなく、その教えを深く理解し、自分の行動指針としていくことを意味します。上司の指示の裏にある意図を汲み取り、期待以上の成果を出す。あるいは、自分の仕事への信念を貫き、周囲からの評価を獲得する。

もちろん、「まさかの折には、天地金乃神と言うにおよばぬ。金光大神、助けてくれと言えば、おかげを授けてやる」という部分には注意が必要です。

現代社会において、特定の人物や組織に依存する生き方はリスクが伴います。しかし、「金光大神」を、自分自身のスキルや経験、人脈といった「頼れるもの」と解釈するならば、日頃から努力を重ね、いざという時に頼れる自分自身を築き上げておくことの大切さを説いているようにも聞こえます。

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  1. 日本国中のあらゆる神を、みな信心すると言うが、それはあまりの信心じゃ。人に物を頼むにも、一人に任すと、その人が力を入れて世話をしてくれるが、多くの人に頼めば、相談に暮れて物事はかどらず。大工を雇うても、棟梁がなければならぬ。草木でも芯というたら一つじゃ。神信心もこの一心を出すと、すぐおかげが受けられる。

  2. 先の世までも持ってゆかれ、子孫までも残るものは神徳じゃ。神徳は、信心すればだれでも受けることができる。みてる(尽きる)ということがない。

  3. 女が菜園に出て菜を抜く時に、地を拝んで抜くというような心になれば、おかげがある。また、それを煮て食べる時、神様いただきますというような心あらば、あたることなし。

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  1. 今、天地の開ける音を聞いて、目を覚ませ。

  2. 先の世までも持ってゆかれ、子孫までも残るものは神…

  3. 天地金乃神と申すことは、天地の間に氏子おっておか…

  4. 此方金光大神あって、天地金乃神のおかげを受けられ…

  5. これまで、神がものを言うて聞かせることはあるまい…

  1. ご伝記 金光大神(昭和28年刊行版)

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