信心に連れはいらぬ。ひとり信心せよ。信心に連れがいれば、死ぬるにも連れがいろうが。みな、逃げておるぞ。日に日に生きるが信心なり。

理3・金光教祖御理解・26

この言葉は、一見、宗教的な教えのように聞こえますが、現代社会で生きる私たちに深く共感と感動を与える、普遍的なメッセージを伝えています。

「ひとり信心せよ」

私たちは、SNSやメディアの影響で、常に周りの人と比較し、承認欲求に駆られることが多いのではないでしょうか。成功や幸福の基準を他人に委ね、その基準に沿って生きていくと、自分自身の軸が分からなくなってしまうことがあります。

この言葉は、私たちに「自分自身で信じるものを持ち、その信念を貫く」ことを促しています。周りの意見に流されず、自分自身の内面を見つめ直し、本当に大切なものを探求する必要があるのです。

「信心に連れがいれば、死ぬるにも連れがいろうが。みな、逃げておるぞ。」

人生は、誰にも予測できない困難や試練が待ち受けています。大切な人を亡くしたり、病気になったり、仕事で失敗したり…

周りの人と一緒にいることは、確かに心の支えになります。しかし、最終的には自分自身で立ち向かうしかありません。

この言葉は、私たちに「本当の強さは、自分自身を信じ、困難に立ち向かう力にある」ことを教えています。周りの人に頼りすぎず、自分自身の力で乗り越えることで、真の成長と自信を得ることができるのです。

「日に日に生きるが信心なり。」

「信心」は、単に宗教的な信仰を指すものではなく、人生に対する信念や生き方そのものを指しています。

この言葉は、私たちに「日々を大切に生きることこそが、真の信心である」ことを伝えています。

小さな喜びや感動に目を向け、感謝の気持ちを持ち、前向きに進んでいく。

そんな毎日の積み重ねが、私たちの人生を豊かにし、真の幸福へと導いてくれるのです。

現代社会は、情報過多で、常に変化し続ける複雑な世界です。

自分自身を見失い、不安や迷いを感じている人も多いのではないでしょうか。

この言葉は、私たちに「自分自身を信じ、自分らしく生きる」ことを促し、希望と勇気を与えてくれるのです。

  • コメント: 0

関連記事

  1. 生きておる間は修行中じゃ。ちょうど、学者が年をとっても眼鏡をかけて本を読むようなものであろうぞ。

  2. 桜の花の信心より、梅の花の信心をせよ。桜の花は早う散る。梅の花は苦労しておるから長う散らぬ。

  3. 垢離を取るというが、体の垢離を取るよりは、心のこりを取って信心せよ。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

  1. 今、天地の開ける音を聞いて、目を覚ませ。

  2. 先の世までも持ってゆかれ、子孫までも残るものは神…

  3. 天地金乃神と申すことは、天地の間に氏子おっておか…

  4. 此方金光大神あって、天地金乃神のおかげを受けられ…

  5. これまで、神がものを言うて聞かせることはあるまい…

  1. ご伝記 金光大神(昭和28年刊行版)

  1. 登録されている記事はございません。

今月のイベント

2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

アーカイブ