天地金乃神といえば、天地一目に見ておるぞ。神は平等におかげを授けるが、受け物が悪ければおかげが漏るぞ。神の徳を十分に受けようと思えば、ままよという心を出さねばおかげは受けられぬ。ままよとは死んでもままよのことぞ。

理3・金光教祖御理解・22

この教えは、現代社会に生きる私たちにも通じる大切なメッセージを含んでいます。 神の恵みは平等に注がれていますが、その恵みを受け取るには”ままよ”という心構えが必要だと説かれています。

“ままよ”とは、物事をひたすら受け入れ、懸命に前に進む姿勢を指します。つまり、過剰な欲や期待を抱かず、与えられた環境や条件に全力で向き合うことの大切さを説いているのです。

現代社会は変化が激しく、競争も熾烈です。良い結果が出ないと焦りや不安を感じがちですが、その一方で執着しすぎるがゆえに機会を逃したり、環境に恵まれていることに気づけなくなったりします。

このように「ままよ」の心がけを失うと、神の恵みを十分に受け取ることができなくなるのです。 この教えは、人生の喜びや幸せを最大限に享受するためには、いつでも「ままよ」の心構えを持ち続けることが肝心だと説いています。

物事に対する過剰な欲をたり、受け入れる姿勢を忘れることなく、与えられた環境で懸命に精進することこそが、幸せへの道しるべになると語りかけているのです。

  • コメント: 0

関連記事

  1. ここへは信心のけいこをしに来るのである。よくけいこをして帰れ。夜夜中、どういうことがないとも限らぬ。おかげはわがうちで受けよ。子供がある者や日傭取りは出て来るわけにはゆかぬ。病人があったりすれば、捨てておいて参って来ることはできぬ。まめな時ここへ参って信心のけいこをしておけ。

  2. 心は神信心の定規じゃによって、お伺いする時には、とりわけ平気でなければならぬ。落ち着いて静かに願え。

  3. 女が菜園に出て菜を抜く時に、地を拝んで抜くというような心になれば、おかげがある。また、それを煮て食べる時、神様いただきますというような心あらば、あたることなし。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

  1. 今、天地の開ける音を聞いて、目を覚ませ。

  2. 先の世までも持ってゆかれ、子孫までも残るものは神…

  3. 天地金乃神と申すことは、天地の間に氏子おっておか…

  4. 此方金光大神あって、天地金乃神のおかげを受けられ…

  5. これまで、神がものを言うて聞かせることはあるまい…

  1. ご伝記 金光大神(昭和28年刊行版)

  1. 登録されている記事はございません。

今月のイベント

2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

アーカイブ