氏子が神と仲ようする信心ぞ。神を恐れるようにすると信心にならぬ。神に近寄るようにせよ。

理3・金光教祖御理解・23

この教えは、現代社会で生きる私たちにも強く共感できる内容です。 ここでは「神を恐れるのではなく、神に親しむ心を持つこと」が説かれています。

つまり、宗教的な「神」ではなく、人生の中心となる大切なものに対して、恐れる気持ちを持つのではなく、寄り添い受け入れる心構えを持つことの重要性を説いているのです。

現代社会は合理主義が尊重され、物事を冷静に判断することが求められます。しかし時に、大切なものを冷めた目で見てしまい、畏れを抱いてしまうことがあります。例えば仕事や家族、夢や理想などです。それらに恐れを抱くあまり、適切に向き合えなくなってしまうのです。

この教えが説くのは、そうした大切なものに対して畏れを持つのではなく、心を開いて受け入れ、寄り添う姿勢を持つことの大切さです。恐れを排して、その存在を肯定的に捉えることで、よりよい関係性を築くことができるのです。

ビジネスの場でも、プライベートの場でも、大切なものに対して開かれた心を持ち続けることが成功への鍵となります。この教えは、そうした心構えの重要性を説いており、現代人にも強くメッセージ性があるといえるでしょう。

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  2. 目には見えぬが、神の中を分けて通りおるようなものじゃ。畑で肥をかけておろうが、道を歩いておろうが、天地金乃神の広前は世界中である。

  3. ここへ参っても、神の言うとおりにする者は少ない。みな、帰ってから自分のよいようにするので、おかげはなし。神の言うことは道に落としてしまい、わが勝手にして、神を恨むような者がある。神の一言は千両の金にもかえられぬ。ありがたく受けて帰れば、みやげは舟にも車にも積めぬほどの神徳がある。心の内を改めることが第一なり。神に一心とは迷いのないことぞ。

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  1. ご伝記 金光大神(昭和28年刊行版)

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