信心せよ。信心とは、わが心が神に向かうのを信心というのじゃ。神徳の中におっても、氏子に信なければおかげはなし。カンテラに油いっぱいあっても、芯がなければ火がともらず。火がともらねば夜は闇なり。信心なければ世界が闇なり。

理3・金光教祖御理解・21

この文章は、信念 について語り、現代の日本人にとっても重要な思想です。

信念とは、心 (kokoro) が神 (kami) に向かうことをいい、深い意味では、人生において何かに真剣に負い切った信念や信頼をいいます。 文章の中では、信念の重要性を強調しています。

「神徳の中におっても、氏子に信なければおかげはなし」という表現は、信念のない子孫が、家族や社会に貢献することができないという意味です。信念は、人生のモチベーションや動機となり、それがないと、人生は意味のない空白になってしまう可能性があります。

また、「カンテラに油いっぱいあっても、芯がなければ火がともらず。火がともらねば夜は闇なり。信心なければ世界が闇なり」という表現は、信念のない世界は暗い世界であるという意味です。ここでの「火」は、人生や社会の活力やエネルギーを意味し、「カンテラに油」は、その活力やエネルギーを支える基盤や価値観を意味しています。

信念は、その基盤や価値観を確立することで、人生や社会が繁栄することを可能にします。 現代の日本社会でも、信念はとても重要です。

個人や組織が持っている信念は、それぞれの行動や判断を支え、意味を持たせます。信念のない状態では、人生や社会は課題や困難に直面し、進展しにくい状況に陥る可能性があります。そのため、個人や組織は、常に自らの信念や価値観を確認し、それを基に行動し、社会に貢献することが重要です。

文章の最後には、「信心」という言葉が繰り返されています。信念は、心の中で生み出され、それが強くなれば、人生や社会に貢献することができます。信念を持ち、それを実践することで、個人や組織は、より良い社会を創造することができます。

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  2. 神の機感にかのうた氏子が少ない。身代と人間と達者とがそろうて三代続いたら家柄人筋となって、これが神の機感にかのうたのじゃ。神の機感にかなわぬと、身代もあり、力もあるが、まめにない。まめで賢うても身代をみたす(尽くす)ことがあり、また大切な者が死んで、身代を残して子孫をきらしてしまう。神のおかげを知らぬから、互い違いになってくる。信心して神の大恩を知れば、無事達者で子孫も続き身代もでき、一年まさり代まさりのおかげを受けることができるぞ。

  3. 一粒万倍といおうが。一人がおかげを受けたので千人も万人もおかげを受けるようになるから、よい手本になるような信心をせよ。

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